寒冷地の需要掘り起こしを

「企業研究 ワークマン」(12/21号)

 2012年9月から1年半、福島県内で除染作業員として働いた。最初はホームセンターで作業服や長靴を購入していたが、そのうち品ぞろえに不満を抱くようになった。同僚に「だったらワークマンに行けばいい」と勧められ、足を運んでみた。品ぞろえは作業員向けに特化しており、万人向けのホームセンターとは一味違うことを実感した。ただ、この記事によると、「作業員のための店」というイメージを変えたいという。問題は、品質の良さが知られていないことだ。まずは寒冷地でウオーキングをやっているような人々に売り込んでみてはどうか。

角田 保弘(福島県、自営業、53歳)

編集部から

 東日本大震災以降、ワークマンは売り上げを大きく伸ばしました。被災地へボランティアに向かう多くの人たちが防寒着や手袋などを買いにワークマンの店舗を訪れたことがきっかけとなり、作業員以外の一般人も店を訪れるようになったそうです。「安いのにモノがいい」との口コミが広がり、今ではスキーや釣り、山登りといったアウトドア需要にワークマンの商品が適しているとの認識が広がっています。棚の高さを低くして店内を明るくし、初めての人でも抵抗無く店内に入れるような工夫もしています。ワークマンの今後の動きに注目です。

/武田 安恵

日経ビジネス2016年1月18日 96ページより目次

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