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「希望像」よりも消費者に向けた言葉を

「特集 『残念な商品』の法則 物はいいのになぜ売れない?」(12/3号)

 米アップルとスティーブ・ジョブズ氏の人気にあやかろうと、かつて多くの人がジョブズ氏によるスローガン“Think Different(シンク・ディファレント)”をまねした。が、振り返って思えば、どれも説得力のない表面的なものばかりだった気がする。「残念な商品」の多くは、「希望像」を語っているように聞こえる。「グローバル」を連呼する大学や企業があまり国際的ではなかったり、「One」を掲げるサービスや組織ほど実態が「ひとつ」には程遠かったりする印象だ。こうした言葉は内向き、つまり社員を鼓舞する希望や願いを込めた活動スローガンのようだ。消費者向けではないのだから、そんな名前やコピーが消費者の心に響かないのは当然だと感じてしまった。

高橋 清太郎 (東京都、自営業、52歳)