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 順天堂大学が医学部医学科の入試で女子や浪人生に一律不利な扱いをしていた旨を認め、その不適切入試の経緯を説明すべく記者会見を開いた。

(イラスト=小田嶋 隆)

 会見の中で新井一学長は、小論文、面接試験の点数(1.0~5.4点)で合否を決める際の基準点について、女子を男子より0.5点高くしていたという、不可解な説明をしている。要するに、女子は男子より高い点数を取らないと合格できなかったわけで、実質的には一律に減点していたことになる。

 女子の受験生に不利な合否判定を採用していた理由について、大学側は「大学受験時点では女子の方がコミュニケーション能力が高い傾向にあり、判定の公平性を確保するために男女間の差を補正したつもりだった」というさらに奇妙奇天烈な解説を展開している。

 つまり「能力が高いことを理由に減点」していたわけで、入学試験の意義の完全否定に聞こえる。こんなバカな話があるだろうか。