英国の科学論文誌「ネイチャー」などが主宰する「ジョン・マドックス賞」の2017年の受賞者に、子宮頸がんワクチン問題について積極的に発言してきた医師・ジャーナリストの村中璃子氏が選ばれ、11月30日に授賞式が行われた。同賞は、「ネイチャー」誌の編集長を長らくつとめたジョン・マドックス卿を記念して創設され、公益に資する科学的理解を広めることに貢献した個人に与えられる。今年が6回目で、日本人として初受賞となるのだそうだ。

(イラスト=小田嶋 隆)

 ノーベル賞でも金メダルでもそうだが、わが国のメディアは、日本人の受賞にかかわるニュースが大好物だ。が、村中氏のこの表彰を伝えたメディアは限られている。というよりも、このニュースの眼目は、もっぱら「ニュースになっていない」点だったりする。