サウジアラビアの周辺がキナくさい。

 発端は、政府批判を繰り返してきたサウジ国籍のジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏がトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館に入館後に行方不明になったことだった。

(イラスト=小田嶋 隆)

 ほどなく、同氏の安否について「総領事館の中で既に殺害された」という噂が流れはじめる。さらに、「遺体は切断のうえ外部に持ち出された」という出所不明の情報が流れはじめる。

 これらの噂を、当初、サウジ側は全面的に否定していた。まあ当然だろう。