スペイン北東部カタルーニャ自治州で、10月1日、独立の賛否を問う住民投票が実施された。私個人は、もっぱらスペインのプロサッカーリーグ(リーガ・エスパニョーラ)への影響という点で、この事態に注目している。

(イラスト=小田嶋 隆)

 というのも、リーガ・エスパニョーラは、現状において、人気、実力ともに世界最高峰のサッカーリーグであり、その中でもカタルーニャに本拠地を置くFCバルセロナは、唯一無二のサッカーチームだからだ。

 もし、カタルーニャが独立して、FCバルセロナがリーガから離脱することになれば、サッカーの世界には巨大な空白が生じる。なにより「クラシコ」(伝統の一戦、くらいの意味)と呼ばれる、FCバルセロナVSレアル・マドリードのカードが消滅してしまう。この1点だけでも、サッカーファンが味わう心痛は計り知れない。