米紙ワシントン・ポストの電子版(8月28日付)によると、ドナルド・トランプ米大統領は、6月にホワイトハウスで安倍晋三首相と会談した際「真珠湾を忘れないぞ」と前置きした上で、通商問題の協議を始めたのだそうだ。

(イラスト=小田嶋 隆)

 びっくり仰天だ。が、過剰反応するのは得策ではない。これまでにもトランプ氏は、握手を求めるドイツのメルケル首相の手を冷然と無視してみせた。英国のエリザベス女王と謁見した折には、女王陛下の目の前に傲然と立ちふさがっている。つまり、トランプ氏の失礼は、彼自身の個性というのか、交渉(ディール)術の問題であって、これをもってただちに国際問題とするのは徒労だということだ。