2020年東京五輪公式エンブレムをめぐる盗用疑惑は、一向に収束する気配を見せない。経緯を振り返っておく。発端は、7月の下旬、公式エンブレムのデザインが、ベルギーにある劇場のロゴに似ているという指摘がネット上で話題になったことだった。当然、デザインを手がけた佐野研二郎氏(43歳)は、疑惑を完全否定した。

 世間の声も、この段階では
「似ているからって、いきなり盗用ということにはならないだろ?」

 といった受け止め方が多数派で、騒ぎはこのまま沈静化するかに思われた。