この8月3日に発足した第3次安倍第3次改造内閣は、総理ご自身によれば「結果本位の仕事人内閣」なのだそうだ。

たしかに、結果的に「身内大事の遊び人内閣」ぐらいな印象を残して消えた第2次改造内閣に比べると、新改造内閣の顔ぶれは、ずっと実務寄りに見える。距離の遠かった野田聖子氏や河野太郎氏を迎えた決断にも新味がある。今後、新内閣が思惑通りに、挙党一致の体制で難局を乗り切ることができれば、長期政権たる第3次安倍内閣の評価は、さらに高まることになるだろう。
ひとつ気になるのは、茂木敏充経済再生担当相が兼任することになった新大臣ポストの名称だ。「人づくり革命担当大臣」というそのネーミングは、いかにも取ってつけたようで、日本語の語感として不自然に感じる。
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