パナマの法律事務所の文書が流出し、各国の要人や企業などの不透明な金融取引が続々と明るみに出ている。

 流出したのは、パナマの法律事務所「モサック・フォンセカ」の1977年から昨年末までの内部資料で、電子メールや顧客情報、銀行取引記録など文書1150万点にのぼる。情報量にして2.6テラバイトに及ぶこれらの流出資料は、メディアによって「パナマ文書」という名前で呼ばれはじめている。

 影響は、既に全世界に波及している。まずアイスランドのグンロイグソン首相が、4月7日、資産隠し批判に抗しきれず辞任した。昨年来続いている国際サッカー連盟(FIFA)スキャンダルの捜査にも重大な情報をもたらしたようで、スイスでは、捜査当局が欧州サッカー連盟(UEFA)の本部に家宅捜索に入っている。