3月の半ば過ぎにおこなわれたロシアの大統領選挙は、現職のプーチン氏の圧勝に終わった。任期をまっとうすれば2024年までの長期政権になる。得票率は12年の64%から76%に伸びた。人気の反映でもあるのだが、独裁色が強まっているということでもある。

いずれにせよ不気味な数字だ。
今回の大統領選では、そもそも対立候補が事実上存在していない。というのも、野党の指導者が長期支配を糾弾する大規模デモを主導したことで有罪判決を受け、そのことを理由に出馬を禁じられていたからだ。
すぐ隣にあるもうひとつの大国でも、20日に全人代(全国人民代表大会)が閉幕し、選挙の結果、習近平国家主席が圧倒的多数の支持を得て、2期目の政権運営に乗り出すことが決まっている。ちなみに総投票数2964票のうち、反対は2票、棄権は3票だったということになっている。うむ。ものすごい支持率だ。脱帽だ。
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