3月のはじめ、レスリング女子で五輪4連覇を果たした伊調馨選手がパワハラを受けていたとされる話題が報じられた。

 加害者として名指しされているのは、日本レスリング協会の強化本部長である栄和人氏で、内閣府に告発状を送っていたのは、記事の中では、単に「レスリング関係者」とされている。伊調馨選手本人は、取材に対して、今回の告発状への関与を否定している。

 わかりにくいニュースだ。

 閉鎖した組織の中で展開されるパワハラは、真相の究明に時間がかかる。というのも、加害者と被害者と告発者の言い分がそれぞれ微妙に違っているケースが多いからだ。

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