掲載時にはすこし時間が空いてしまうが、執筆時の今、メディアは超人気男性アイドルグループの解散を示唆するニュースで持ちきりだ。面白いのは、スポーツ新聞が先走った記事を書き飛ばし、ネットメディアが臆測報道を垂れ流している中で、テレビ各局の扱いが慎重を極めていることだ。

 理由はなんとなく見当がつく。テレビ各局に多数の人気レギュラー出演番組を持っているあのアイドル集団が解散して、その名前が使えなくなるということにでもなれば、編成テーブルは大混乱に陥る。つまり当件に関して、テレビ局は、半ば当事者なのである。

 テレビに限らず、メディアは自分に累が及ぶ可能性をはらんだネタになると、とたんに臆病になる。捨て駒レベルの芸能人のスキャンダルであれば、1対1の私信を暴露する暴挙に打って出て恥じないにもかかわらず、だ。