かつて、安岡正篤という国家主義者がいた。昭和天皇の「終戦の詔勅」に最終的に目を通して手を入れたほか、「平成」の元号を考案したとも言われている思想家である。1983年に85歳でこの世を去るまで、時の政治家や財界人など、数多くの権力者に進むべき道を指南し続けた。