
戦後最低水準の投票率は 強すぎる政党政治の弊害。 候補者の個性を打ち出せ」
講演を頼まれて先日、徳島を訪れた。10月22日に実施された第48回衆院選の直後である。投票翌々日の新聞に驚いた。小選挙区の都道府県別の確定投票率では、徳島県が全国最下位の46.47%。14年の47.22%も下回った。全国平均は53.68%で、トップの山形県(64.07%)と比べると17ポイント以上も低い。
なぜ、投票に行かないのか、講演に来てくれた方々に尋ねてみた。すると、「投票したってしなくたって、結果は分かりきっている」という意見が大勢を占めた。徳島は歴史的に自民党が強い保守地盤で、野党の候補者は魅力に欠けるという。
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