
「会社による一律の考え方に多様な社員の人生を当てはめる時代ではない」
医師、日野原重明先生が7月18日、105歳で天寿を全うされた。心からご冥福をお祈りしたい。
先生は生涯現役を貫かれた。体力的にも精神的にも抜きんでて優れた方だったのは疑いない。訃報に接して、長寿化が進んだ社会においては個人によって最適な生き方、働き方はそれぞれ異なるのだとの思いをいっそう強くした。
年齢を重ねれば個体差もでてくるし、価値観もそれだけ多様になってくる。定年をはじめとする企業が定めた人事制度は、高度成長期時代に確かに機能してきた。だが、もはや多様な社員の人生を一律の考え方に当てはめる時代ではなくなりつつあるのではないか。
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