PROFILE
ダイキン工業会長兼グローバルグループ代表。1935年京都府生まれ。94年6月に社長就任。2002年6月会長兼CEO(最高経営責任者)、2014年6月より現職。ダイキン工業を空調でグローバルトップ企業に育てた。
(写真=太田 未来子)

「育休から早期復帰を支援。
“優しさの勘違い”が女性の活躍を阻害する」

 1994年に社長に就任して以来、「人を基軸におく経営」を貫いてきた。ダイキン工業は現在、世界に80以上の生産拠点を抱え、約150カ国・地域で事業展開している。グループで約6万人の従業員が勤めており、その8割を外国人が占める。従業員も顧客も、言語が違えば文化や宗教も異なる。多様な価値観を是としなければ経営は成り立たない。

 ダイバーシティーに関して言えば、国籍の多様化だけでなく、定年を迎えた従業員に対する再雇用制度をいち早く導入したり、障害者が活躍する特例子会社を設けたりしてきた。そんな中で一番遅れているのが、女性の活躍推進だ。2011年に「女性活躍推進プロジェクト」を立ち上げ、女性社員自身と役員・管理職双方の意識改革を進めてきた。