
(写真=的野 弘路)
「売り手市場の就活生は本当に幸せなのだろうか。つらい体験が努力を生む」
夏に向けて大学4年生の就職活動は本番を迎え、今年も街にはリクルートスーツに身を包んだ若者があふれた。昨今の人手不足を反映して「売り手市場」が続いているようだ。当社では会長である私が年初から春にかけて、就職活動中の学生に対して話をする機会を設けている。会社を知ってもらうという狙いはもちろんあるが、まずは社会に出るときの心構えなどを若者に伝えるようにしている。
ここ数年は、最初にこういう話をしている。「皆さんはある意味、運が良い。売り手市場の中で就職活動ができ、ぜいたくさえ言わなければ、就職ができないということはない。だが、長い目で見ると、それが本当に幸せなことなのかは分からないよ」と。
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