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船舶の事故によって、瀬戸内海の周防大島町に水道用水を送る送水管が破断。町の大半で1カ月以上、断水が続く異例の事態となった。再発防止に向け、緊急時の水源確保などの必要性を訴える。

[山口県周防大島町長]
椎木 巧氏

1948年同町生まれ。1966年に旧橘町に入庁。橘町を含む4町の合併によって2004年に周防大島町が発足すると総務部長、副町長などを歴任。08年に周防大島町長に就任した。同町は人口約1万6000人。

SUMMARY

周防大島町での断水の概要

山口県の周防大島町と対岸の同県柳井市を結ぶ大島大橋に2018年10月22日、貨物船が衝突。その影響で同町に水道を供給する送水管が破断。橋も通行制限になるなどしたため、復旧に時間がかかり、町の大半が約40日間、断水となった。町民の生活が混乱したほか、観光や農業、漁業などに大きな被害を与えた。岩国区検は船長を略式起訴した。

 周防大島町は山口県東南部、瀬戸内海に浮かぶ島々で構成される自治体です。その中心である瀬戸内海で3番目に大きい島と本土を結ぶ大島大橋の橋げたに、2018年10月22日未明、マルタ船籍の貨物船が衝突しました。