中国子会社で、元総経理らによる着服や架空の売り上げ計上が発覚した。董事長だった竹中洋氏も調査委員会から事件への関与を疑われた。竹中氏は東京衡機の社長に就任したが、東証側へ改善報告書の再提出を余儀なくされた。

竹中 洋氏
1955年、中国生まれ。建設会社などを経て、97年にホテル家具販売のナカタケを起業。日本への帰化も果たす。2015年から東京衡機の社外取締役。16年3月~17年2月、子会社の無錫三和塑料製品の董事長。今年5月より現職。
東京衡機子会社の不正の概要
東京衡機は昨年7月、中国子会社の無錫三和塑料製品について、従業員の内部告発により、元総経理らの生産設備の不正使用や棚卸し在庫の横流しなどが発覚したと発表。調査委員会は董事長だった竹中洋氏の関与の疑いについて言及したが「認めるに足る証拠は検出されなかった」とした。今年5月には竹中氏が東京衡機の社長に就任した。
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