地域の貴重な「足」である町営バスが存続の危機に立たされている。町が運営委託していた企業から継続できないと通告されたためだ。地元企業の力を借りるなどバスの維持に全力を尽くす。

小松弘明氏
1958年琴浦町生まれ。81年に麻布大学獣医学科卒業、同年鳥取県庁へ入庁。2014年琴浦町副町長。18年2月から現職。琴浦町は「白バラコーヒー」で有名な大山乳業農業協同組合の本所工場があり、乳牛や肉牛の畜産業で有名。
「ことうらバス」存続危機の概要
鳥取県琴浦町で約10年前から運行している琴浦町営バス(ことうらバス)が、現状の5路線を維持することが難しい状況に陥った。8月にドライバー不足にあえぐバスの運行委託業者から、続けることが難しいと申し入れがあったためだ。路線維持のため減便などの手を尽くそうとしているが不確定要素も多く、来年度以降の明確な見通しは立っていない。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り2405文字 / 全文2814文字
-
「おすすめ」月額プランは初月無料
今すぐ会員登録(無料・有料) -
会員の方はこちら
ログイン
日経ビジネス電子版有料会員なら
人気コラム、特集…すべての記事が読み放題
ウェビナー日経ビジネスLIVEにも参加し放題
バックナンバー11年分が読み放題
この記事はシリーズ「敗軍の将、兵を語る」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
Powered by リゾーム?