埋め立てで地続きになった「竜頭島」は住民の要望で保存が決まっていた。にもかかわらず、宮城県が誤って掘削したことが住民からの指摘で判明した。担当者は事前の確認はしたものの、チェックに不十分な点があったと認める。

[宮城県農林水産部漁港復興推進室室長]
小林和重氏

1961年生まれ。東北学院大学工学部卒業後、宮城県庁に入庁。土木畑を中心に歩む。2017年から現職を務める。宮城県内では11年の東日本大震災の後、漁港海岸整備が145カ所、83.3kmを対象に進んでいる。

SUMMARY

竜頭島の誤掘削の概要

竜頭島は宮城県塩釜市にあり、かつては白い岩肌が美しい島として知られた。周辺の漁港整備による埋め立て工事で地続きになる際、取り崩す計画があったが、地元住民の要望で保存された経緯がある。今回は、宮城県が近くに防潮堤を整備するにあたり、保存の対象であることに気づかないまま7月に4分の1を掘削したことが住民の指摘で発覚した。

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