暑さの度合いを見誤る

 開催当日、開場は午後2時30分でしたが、午後0時30分ごろから入場を待つ方の列ができ始めていました。2000人ぐらいでしょうか。同時にその日は日中の最高気温が30度を超える暑い日でした。会場は宮崎市内の河川敷でしたので、並んでくださっている場所は日陰がないところでした。

7月17日に宮崎市内の大淀川の河川敷で開催された「ふるまい宮崎」の会場の当日の様子。会場奥に見える土手の上には、入場を待つ人の列ができていた

 熱中症になってはいけないと水蒸気を出す噴霧器を10m間隔で20台設置していました。さらに冷やしておいた無料配布用のお水やお茶のペットボトル1万本と塩あめを配りました。万一不足してはいけないと当日急きょ5000本のペットボトルを追加で購入して配りました。開場も午後2時に早めました。しかし想定以上に列が長かったことや配るスタッフが十分でなかったことなどからお水やお茶の配布に時間がかかってしまい、噴霧器も一部が故障してしまいました。熱中症の方が出てしまった原因はここにあると思います。

 もっと早くに配るべきだったし、噴霧器も多く準備すべきだったという声も頂きます。ご指摘の通りです。言い訳になってしまいますが開催3日前に大雨が降り、脇を流れる河川が増水し、会場が完全に水没するなど、前日まで雨続きでした。当日の気温に対しても、熱中症になるまでは高くならないだろうと甘く考えていました。

 また有料で飲料を提供する関係で、会場内にはドリンクの持ち込みを禁止していました。ただ、会場入り口までは持っていてもいいことにしており、入り口の横に捨てる場所を用意していました。しかし明確にホームページなどに記載していなかったことから、入場するまで並んでいる間もドリンクを持っていてはいけないと来場者に誤解させてしまったことも反省すべき点だと考えています。

 熱中症の方が増えてきたことで午後4時半ぐらいに「ここでイベントを中止してはどうか」という案も出ました。もちろん中止も考えましたが、難しい判断でしたが中止はしませんでした。既に食べ始めている来場者がいることや、約9000人が一気に退場すると大混乱して行列ができ、時間がかかって熱中症になったり、混み合って転倒事故などが起こったりすると考えたためです。