日本近海を中心に太平洋に広く生息する太平洋クロマグロ。資源量が減少し、保護、管理の強化が国際的に叫ばれるようになった。だが「現行の規制では不十分」と主張、自主禁漁に踏み切らざるを得なくなった。

9月2日、太平洋クロマグロの資源管理を議論する国際会議「中西部太平洋まぐろ類委員会」の小委員会が閉幕しました。近年、クロマグロは以前のように漁獲できなくなっており、資源の減少を肌で感じています。国際的にも資源管理に対する要請が強まっている一方、日本政府がこれまでに実施している資源管理だけでは不十分です。
「自分たちだけでもまず、行動すべきだ」。そういう思いからクロマグロの自主禁漁に踏み切りました。今年は6月1日から7月31日まで実施。昨年から開始し、来年も実施します。禁漁で当然、収入はなくなります。追い詰められた状況での苦渋の決断でした。
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