全2915文字

ウミガメの保護・調査で専門家から高く評価されてきたNPO法人が解散を決定した。背景には、人手不足の深刻化によってスタッフが集まらないほか、若者の「気質」の変化もある。代表は、活動停止によって将来、ウミガメが激減することに対し強い危機感をにじませる。

[NPO法人屋久島うみがめ館代表]
大牟田一美氏

1950年鹿児島県生まれ。高校まで屋久島で過ごした後、東京農業大学に進学。80年に帰島。屋久島ウミガメ研究会を85年にスタート。以降、33年間にわたり保護・調査活動を展開するも、様々な事情から今年3月、年末での解散を決めた。

SUMMARY

ウミガメ保護団体の解散の概要

NPO法人屋久島うみがめ館は、アカウミガメの産卵地として世界的に知られる屋久島で長期間、保護・調査活動を実施。研究者から高く評価されてきた。しかし最近では人手不足などによってスタッフが集まらなくなるなど、活動の継続が難しくなり、年末に33年の歴史に幕を閉じることを決めた。今後の調査・保護活動を危惧する声が関係者の間で広がっている。