「カレーラムネ」などユニークな炭酸飲料で有名な木村飲料で、期待の新商品の出荷停止が起こった。 コーラに八丁味噌の名称を使ったところ、国のGI制度に抵触してしまったためだった。 製品名を変更して販売を再開できたが、木村英文社長は制度を問題視。飲食品業界に警鐘を鳴らす。

[木村飲料社長]
木村英文氏

1956年静岡県生まれ。静岡大学卒業後、79年に家業である静岡県島田市の木村飲料に入社。99年から3代目の社長に就任。「カレーラムネ」や「わさびらむね」など、特徴ある炭酸飲料の開発を強みにしている。

SUMMARY

新商品コーラ出荷停止の概要

2018年2月から販売を開始した「八丁味噌コーラ」が出荷停止になった。使用していた味噌は老舗の「まるや八丁味噌」製だったが、同社製の八丁味噌が農林水産省が定めたGI制度で採用されておらず、八丁味噌をコーラの名称に使えないことが判明したためだった。知名度の低いGI制度のあおりを受けた形だが、4月に名称を変えて販売を再開した。

 当社は静岡県で炭酸飲料メーカーを営んでいます。変わり種の「カレーラムネ」や静岡緑茶を使った「しずおかコーラ」など、ユニークな食材やご当地の名産を使ったサイダーやコーラを商品化してきました。神社で祈祷をしていただき、「転ばない=合格する」という縁起物として受験生に人気の「必勝ダルマサイダー」など工夫をこらした商品も出しています。

 そんな中、今年の2月23日に新作として、愛知県岡崎市にある創業延元2年(1337年)の老舗「まるや八丁味噌」の八丁味噌を使用した「八丁味噌コーラ」の販売を開始しました。