鉄道の街を標榜する京都府福知山市で、シンボル的存在の博物館が休館した。入場者数は伸びていたものの、建物の老朽化で一時閉鎖を余儀なくされた。「鉄道の歴史を作ってきた先人に申し訳ない。何とか続けたい」と話す。

(写真=宮田 昌彦)
[福知山鉄道館ポッポランド館長]
足立和義氏

1938年生まれ。57年日本国有鉄道入社。SL機関車の運転士などを経て、94年鉄道部長。95年JR西日本退社。2010年西日本鉄道OB会福知山地方本部長。14年から福知山鉄道館館長も兼務。現在に至る。

SUMMARY

福知山鉄道館休館の概要

1998年開館。市が契約した土地・建物を活用し、地元商店街の店主が運営委託を受けてきたが、2014年に西日本のOB会福知山地方本部が市から年200万円の委託料で業務を引き継いだ。無料施設であり運営は市の財政に頼っていたため、市の交付金見直しにより休館となった。なお蒸気機関車を展示する2号館は存続する。

 3月31日をもって福知山鉄道館ポッポランド1号館は休館しました。休館といっても廃館のようなものです。

 1998年に開館し当初は市が管理していた鉄道館の運営を、我々西日本旅客鉄道(JR西日本)のOB会福知山地方本部が受託したのは2014年でした。以来、直近4年間は入場者数が伸びていて、昨年度は年間2万人を突破。今年2月には開設累計30万人の入場者を達成できました。それだけに残念でなりません。