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経営体制をめぐり、創業者で前社長の山口氏と現経営陣が対立。山口氏はその後の株主総会で経営体制の変更を迫る株主提案をしたがいずれも否決された。渦中の山口氏が騒動後、初のインタビューに応じ、株主提案に至った背景を語った。

[JPホールディングス前社長]
山口 洋氏

1961年京都府生まれ。85年3月明治学院大学法学部を卒業、大和証券に入社。93年にJPHDの前身となるジェイ・プランニングを設立。社員の福利厚生のために保育事業を始め、2010年から保育事業に軸足を移す。15年2月に社長を退任。16年6月、保育園の業務効率化システムの開発やコンサルティングを手掛ける保育サポートを設立し、社長を務める。

SUMMARY

JPHDをめぐる騒動の概要

2015年2月、創業者の山口洋社長が体調不良を理由に退任。その後、経営権をめぐりトラブルが続き、17年6月の株主総会では、株主が現取締役の任期短縮などを求める株主提案を提出し、否決された。その後、臨時株主総会が2回開催され、株主から荻田和宏社長らの解任を要求する提案が出されたが、いずれも否決されている。

 創業者として、前社長として、JPホールディングス(HD)の経営をめぐる一連の出来事に関して、申し訳ないと思っています。JPHDの株主だけでなく、従業員にとっても、不幸な事態になってしまいました。

 事の発端は私が社長を退任したことです。詳細は訴訟中の案件なので控えますが、体調がよくなかったこともあり、自ら社長の座を降りることを決めました。ただ、JPHDの経営から完全に身を引いたつもりはなく、体調が回復しそうな1年後には社長に復帰するつもりでいました。それは周囲にも伝えていました。