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日本から近いビーチリゾートとして親しまれてきたサイパン島。直行便の減便などから日本人観光客はピークの10分の1程度まで落ち込んだ。唯一の直行便も今年5月に撤退。さらなる観光客の減少が避けられない状況に陥った。

(写真=北山 宏一)
[マリアナ政府観光局(日本事務所)ゼネラルマネージャー]
一倉 隆氏

1959年生まれ。83年、上智大学外国語学部英語学科卒業後、電通に入社。2004年、ハワイ州観光局を日本に設立、8年間代表を務める。12年、旅行マーケティング業のアクセス(東京都中央区)の社長に就任。16年10月から現職。

SUMMARY

サイパン直行便撤退の概要

今年2月、米デルタ航空が成田~サイパン線からの撤退を発表。5月6日の便を最後に運休する。これにより日本からサイパンへの直行便がなくなる。これまでも日本航空の撤退やデルタ航空の減便などの影響からサイパン島を含む北マリアナ諸島を訪れる日本人観光客数は、減少を続けている。直行便がなくなることで、さらに観光客数が減る可能性が大きい。

 今年2月、米デルタ航空の日本支社から「成田~サイパン線から撤退することが決まった」と話を受けました。今年5月6日の便で最後になります。この撤退により、日本からサイパンへの直行便がなくなります。

 マリアナ政府観光局は、サイパン島やテニアン島、ロタ島など米国の自治領である北マリアナ諸島の観光振興を担っています。なお、米領グアムは管轄が異なります。