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過去2回の市長選と同様、米軍普天間基地の辺野古への移設反対を訴え、3選を目指した。当初は優勢とみられたが、移設を推進する政府与党が推薦する新人候補に敗北。今秋に予定されている沖縄県知事選にも影響を与えそうだ。

稲嶺 進氏 [前沖縄県名護市長] 辺野古の争点外しと公明票が大きな敗因
[いなみね・すすむ]1945年沖縄県名護市生まれ。71年琉球大学法文学部卒業後、名護市役所に入庁。2010年1月、米軍普天間基地の名護市辺野古への移設反対を訴え、名護市長に初当選。2期8年間、務めた。

 2月4日に投開票された沖縄県名護市長選挙。3回目の当選を目指した現職の稲嶺氏だが、元名護市議で自民党、公明党、日本維新の会が推薦する新人候補、渡具知武豊氏に敗北を喫した。選挙戦は渡具知氏が稲嶺氏を追い上げる展開となった。接戦が予想されたが、結果は渡具知氏の2万389票に対して稲嶺氏は1万6931票。3458票差と大きな差がついてしまった。

 名護市長を2期8年間、務めてきました。3期目も市長としてしっかりと役割を果たしていきたいと考え臨んだ選挙戦でしたが、残念な結果に終わってしまいました。ただし、これは名護市民の選択の結果ですから、真摯に受け止めるべきだと思っています。