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2013年に全国最年少の市長として注目を浴び、そのわずか1年後に収賄の疑いで逮捕。その後、再選し裁判と行政の両輪をこなしてきたが、有罪が確定し辞職した。「えん罪。3年後にまた政治家として戻りたい」と話す。

[前美濃加茂市長]
藤井浩人氏

1984年生まれ。名古屋工業大学大学院中退。2010年10月美濃加茂市議会議員。13年、28歳の若さで美濃加茂市市長に当選。14年収賄容疑で逮捕。その後も市長職を続け、17年1月、5月いずれも当選。有罪が確定し12月辞職。

SUMMARY

美濃加茂市長収賄事件の概要

美濃加茂市議時代、市内の中学校への浄水設備の設置を巡り、現金30万円を受け取ったとして収賄容疑で逮捕。一貫して否認し市長職を続ける。2017年1月、17年5月の選挙でいずれも当選。1審は無罪だったが、2審が有罪となった。最高裁で有罪が確定。12月14日辞職。贈賄容疑側の虚偽供述で失職したとして損賠賠償訴訟を提起予定。

2017年5月に3選を果たし市民から信任を得て市政を続けながら、裁判を続けていた。13年の市長就任時には当時の全国最年少記録で話題を集めた(写真=読売新聞/アフロ)

 2017年12月14日付で岐阜県美濃加茂市長職を辞職しました。13年に当時の全国最年少市長として当選させていただいたものの、14年に収賄の疑いで逮捕され、裁判を抱えながら市政に取り組んできました。しかし先日、最高裁が私の上告を棄却し、2審の有罪判決が確定しました。申し立てをする間は市長を続けることも可能でしたが、市政の混乱を避けるために申し立ての返事を待たず辞職を決めました。

 これはえん罪です。賄賂を受け取ったという事実はどこにもありません。私の主張を有権者の方にもご理解をいただけたこともあり、現実に17年1月、5月の選挙で再選、3選できました。