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会社はいつか終わる 固執するほど 組織は澱んでしまう

( 写真=竹井 俊晴)

 アフリカのケニアで創業した会社は、同国で最大の食品メーカーに育ちました。でも今は、社長をケニア人に託し、株も現地の人々に譲りました。

 だって、すべてはアフリカの土と太陽、そしてケニア人が作り上げたものですから。自分は去って、現地の人がやっていけばいい。でも、たまに会社に顔を出すと、社員が「社長」って寄ってくる。「俺はもう社長じゃないぞ」と。「おっさんと呼んでくれ」と言うと、苦笑してますよ。

 「なぜ、アフリカで事業に成功したのか」。そう聞かれます。しかし、「成功」とは何でしょうか。物事には必ず、起承転結があります。私は「起」が得意ではあるんでしょうね。でも、潰した会社もあります。そもそも、「結」はいつか来るのです。終わらない会社などありません。1つの時代に、存在意義を持った産業に育ってくれれば、それで十分だと思っています。