経営者に大切なのは従業員のやる気を上げることだ

(写真=栗原 克己)

 今年で84歳になりましたが、長い取材生活の中で、僕はどんな相手に対しても言いたいことを全部言ってきました。それはずっと変わっていません。もちろん、これは政治家に対してだけではありません。数えきれないくらい多くの経営者に直接会いましたが、いつでも同じスタンスで話を聞いてきました。だからこそその分、相手の本音を聞くことができたのだ、と自負しています。

 パナソニックの創業者、松下幸之助さんには生前、十数回会ったことがあります。印象に残っている言葉はたくさんありますが、特に覚えているのが「経営者にとって大切なのは、従業員のモチベーションをいかにして上げるのか、従業員をどれだけやる気にさせるかだ」と強調していたことです。