年を取ると頑固になるし、いつ死ぬかも分からない。トップの座は未練なく譲る

(写真=稲垣 純也)

 6月の株主総会後に会長兼CEO(最高経営責任者)を退く予定です。元気なうちにしっかりと、会社を継いでおきたいからです。

 先代の忠雄は、「わしは死ぬまで社長を辞めない」と言い、私も忠雄はいつか死ぬと思いながらも、簡単に死んでもらっても困るとの思いがありました。そういう状況でしたから、突然倒れたら大変なことになると想定できたとしても、具体的な計画を事前に相談していませんでした。生きているし、そんなことを聞くのは失礼だからと、話せなかったのです。