経営の課題を明確にし、課題解決の仕組みを作る
それが経営者の役割

(写真=的野 弘路)

 大学卒業後主婦の店ダイエー(現ダイエー)に入社しました。ハワイに駐在していた時、大きな転機が訪れます。急な帰国命令を受けて本社に出社するや、中内功社長(当時)からこう告げられたのです。「ローソンを見てくれないか?」

 当時のダイエー・ローソンはダイエーグループのアキレス腱でした。フランチャイズビジネスの基本となるシステムを欠いたまま出店を進め、経営に行き詰まる加盟店が続出。オーナー方とのトラブルが相次ぎ、出店凍結に追い込まれるという瀬戸際の状況だったのです。

 37歳で専務取締役としてローソンに出向し、1年の間に再建のカギとなる仕組みを作りました。収益性の高い全国展開可能な新業態の開発と、経営指導型フランチャイズシステムの構築の2つです。