「ドイツ人と日本人は勤勉さが似ている」といわれることがあります。否定はしませんが、有史以来、民族間の戦いを繰り返してきた国との国民性の違いは大きいように思えます。

 スズキ会長の鈴木修さんは、もう少しはドイツ人と分かり合えると思っていたのではないでしょうか。2009年に独フォルクスワーゲン(VW)と提携、記者会見では「対等の関係」と繰り返したものの、その後VWは豹変。スズキをグループ傘下と見なすような振る舞いを始めたのです。肝心の環境技術はいつまで待っても開示してもらえず、スズキはわずか2年後に国際仲裁機関に飛び込み提携解消とVWの持つ19.9%分のスズキ株の売却を求めました。