2017年1月9日号目次
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PART1 どうなる? 2017年 始まりの365日編
01 2017年の「ヒット商品」は?
年が開け、ビジネスパーソンがまず気になるのは「今年は何が売れるか」のはず。これはもう、「日本一有名なセールスマン」に聞くしかない。白組トップバッターは、メディアミックス型通販会社の草分け、ジャパネットたかたを興し、日本中にモノを売り続けてきた、この企業家だ。
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PART1
02 2017年の「注目の新技術」は?
浮き沈みの激しいIT業界にあって、1998年の起業以来、第一線を走り続けてきた藤田社長。それができたのは、その先見の明で「次に来る技術」を見極め、ネット広告からゲーム、最近ではネットTVと、事業の柱を次々に増やしてきたからだ。白組2番手は不沈の企業家。テーマは2017年注目の新技術だ。
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PART1
ヒット6原則が映す 流行するもの、売れるもの
様々なヒット現象を自ら巻き起こしてきた4人の企業家の予測。そこに本誌考案「ヒット6原則」を加え、「2017年売れる商品」を選んだ。歴史的検証と名企業家の勘が示す今年のヒットは、この6品だ。
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PART1
03 2017年の「世界経済」は?
アベノミクスに対する歯に衣着せぬ論評を繰り広げるBNPパリバ証券の経済調査本部長、河野氏。「日本の潜在成長率はほぼゼロ%」と主張し、高成長を前提とした先進国の政策に懐疑的な立場をとる
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PART1
04 2017年の「国内経済」は?
三菱商事に入社後、米ハーバード大学でMBA(経営学修士)を取得。ローソン社長兼CEO(最高経営責任者)を経てサントリーホールディングス社長と、時代の潮流に乗ってキャリアを築いてきた新浪氏。政府の経済財政諮問会議のメンバーでもあるプロ経営者の代表が読む2017年の国内経済は?
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PART1
05 2017年の「為替・株価」は?
日本企業の業績に大きな影響を与えるドル円レート。米国でトランプ政権が誕生する2017年、為替はどう動くのか。財務官として1990年代の超円高是正に成功。「ミスター円」の異名を持つ日本一有名な為替のプロの予測は、意外にも、足元の円安に沸くマーケットに対する警告だ。
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【本誌最終見解】2017年の経済・為替・株価
先行き不透明も株価は案外安定か
楽観派から悲観派まで様々な見解が並んだ2017年の経済・為替・株価予測。トランプ効果で株高・円安が続くのか。それともアベノミクスが終わりを告げるのか。本誌の結論は「様々な不透明感はあるものの株価、為替は意外に安定」だ。
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PART1
06 2017年の「日本の災害」は?
1986年の三原山噴火から2011年の東日本大震災、そして2014年の御嶽山噴火まで様々な天変地異を予測。今や日本を代表する災害予知のプロとして知られる木村氏。独自の「時空ダイアグラム」理論は2017年も日本列島を様々な災害が襲うと見る。特に危険なエリアとは?
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PART1
07 2017年の「日本の外交」は?
中国山東省出身。日本でソフトブレーンを起業し、成人後に来日した外国人として初めて日本の証券市場(東証マザーズ)に上場を果たす。現在は歯に衣着せぬ発言で経済・経営評論家としても活躍。日本と中国という2つの国の実情を独自の視点で分析する宋氏が、2017年の外交を斬る。
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PART1
地震、気象は何が 起きても不思議でない
熊本地震や河川氾濫など、様々な災害に見舞われた2016年の日本。地震・気象学的および確率論的には、2017年はさらに大きな天変地異が発生してもおかしくない。一方で、自然災害に並ぶもう一つの日本のリスク、外交は「均衡を保つ」というのが本誌の結論だ。
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紅白予測合戦番外編
帰ってきた! 異色企業家だけに聞いた2017年大胆予測(前編)
産業界を代表する経営者と識者が繰り広げる本編の予測合戦。だが世の中には、もっともっと大胆でユニークな予測を掲げる者たちもいる。ここで一回休憩し、異能アントレプレナーだけが語る新春大展望に耳を傾けてみよう。
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PART2 この先10年何が起きる? 混沌の3650日編
08 「10年後のニュービジネス」は?
学生時代に50カ国以上を旅行し、帰国後、格安航空券事業を開始。その後、ホテル業、航空業、証券業などに進出し時代の寵児に。2010年からは18年連続赤字だったハウステンボスの再生に挑み、短期間で黒字化を達成。言わずと知れた伝説のアントレプレナーによる「10年後の新産業」論。
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PART2
09 「10年後の医療」は?
精神科医としての勤務後、米スタンフォード大学でMBA(経営学修士号)取得。オンラインで医師同士が相談し合える仕組みを開発。現役の医師とIT企業経営者という二足のわらじを履く
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【本誌最終見解】10年後の産業構造
10年耐えれば自動車は安泰? 最大のリスクは“業界消失”
医療分野や高齢化、AIの進化などを背景に様々な新産業が勃興しそうな10年後。では既存の巨大産業、例えば自動車分野はどうなるのか。既存メーカーの真の敵は業界の外にいる。
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PART2
10 「10年後の若者」は?
生まれたときから経済は停滞し、さらに少子高齢化で肩身の狭い思いをする若者たち。そんな「ゆとり世代」の希望の星、村上氏。19歳でインターネットメディア運営企業「リブセンス」を立ち上げ、25歳という史上最年少の若さで株式上場を果たした起業家の若者論とは?
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PART2
11 「10年後の働き方」は?
同志社大学卒業後、リクルート入社。社内で創業以来歴史に残る「伝説のトップセールスマン」と呼ばれたコンサルタントが10年後の働き方を斬る。
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【近未来小説】10年後の働き方
全員ノマド、間接部門消滅 仕事の大半はAIとの協業
専門家の見立てをベースに10年後の働き方を小説風に予測した。全員が好きな場所で仕事する「ノマドワーカー」となり、総務・経理など間接部門は消滅。仕事の大半をAI(人工知能)との協業で担う時代が訪れる──。そんな未来だ。
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PART2
12 「10年後の東京」は?
日本経済のエンジン、東京の都市開発で常に時代を先取りしてきた森ビル。辻社長は、東京のランドマーク「六本木ヒルズ」「虎ノ門ヒルズ」など、最先端の技術やコンセプトを取り入れた大規模開発を手掛けてきた。都市開発のビジョナリストが描く「10年後の東京」とは?
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PART2
13 「10年後のリーダー」は?
東京大学理学系大学院修士課程修了後、イスラエルとイタリアの大学に留学。異色の経歴ながら三菱ケミカルホールディングス社長(現会長)に就任。経済財政諮問会議の民間議員なども務め、大物政治家とも交流がある。2015年から産業界のリーダーも務める小林氏は「次のリーダー」をどう育てる?
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紅白予測合戦番外編
帰ってきた! 異色企業家だけに聞いた2017年大胆予測(後編)
白熱する紅白予測合戦。ここで再び一風変わった方々にご登場願おう。異色企業家だけに聞く大胆予測。後編ではさらにユニークな男たちが続々登場。本編とは懸け離れた前代未聞、驚天動地な予測を戦わせる。
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PART3 2045年、シンギュラリティー後 永遠の未来編
14 「超未来の企業経営」は?
ご存じ、ファーストリテイリングを一代で築いた日本産業界が誇る企業家。「情報製造小売業」への転換を掲げ、IT(情報技術)の活用でも先頭を走る。戦後最も成功した企業家の一人であるアパレル界の革命児は、未来の企業経営やライフスタイルをどう考えているのか?
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PART3
15 「地球最後の食料」は?
“即席麺の父”で創業者である故・安藤百福氏の次男。慶応義塾大学卒業後、米国留学などを経て入社。「日清焼そばU.F.O.」「日清のどん兵衛」などといったヒット商品の開発を手掛ける。国連世界食糧計画(WFP)協会会長でもある日本食品業界のリーダーが、人類最大の課題、超未来の食を語る。
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PART3
16 「100年後の日本」は?
スティーブ・ジョブズ氏も孫正義氏も、この人なくして成功はなかった。世界で初めてIC(集積回路)電卓を開発した、元シャープ副社長の佐々木氏。佐々木氏が仕掛けた電卓戦争でLSI(大規模集積回路)の小型化が加速。液晶などの技術開発も推進し、現在のコンピューター社会の基礎を築いた。1世紀以上生きてきた「電子立国の父」が、100年後の日本に抱くのは希望か、絶望か。いつものように、アイデアを書き留めた小さなメモ帳を手に、衝撃の予測を展開した。