2018年12月3日号
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PROLOGUE
本誌発見の新常識 「和製○○」は大成しない?
商品や企画自体に大きな問題がないにもかかわらず、いまひとつ盛り上がらない。そんな「残念な商品」は、本質以外の部分でやってはいけないことをしている可能性がある。その最たるものが、当事者が良かれと思って付けている宣伝文句だ。
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PART 1
「こだわりの」は危険 商品を沈めるキャッチコピー
物がいいのに売れない──。そんな残念な事態が起きる原因の一つはキャッチコピーだ。常套句主体で、消費者の心に刺さらない宣伝文句では、今の競争市場で確実に埋もれる。逆に、コピーを変えただけで見違えるように売れ行きを伸ばす商品も存在する。
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PART 2
スタイリッシュすぎても消費者の不評を買う?
2013年から展開され、累計40億杯を売り上げたセブン-イレブン・ジャパンの「セブンカフェ」。店員からカップを受け取りレジ横のマシンで顧客が自分でコーヒーを抽出するサービスで、1杯100円からの手軽さもあって、カフェや缶飲料など既存のコーヒー市場を侵食する基幹商品に成長した。
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PART 3
多すぎても少なすぎても不発
「説明書がないと操作ができない時点で、その家電は機能が多すぎる」。東京・秋葉原の新興家電メーカー、サンコーの山光博康社長はこう話す。