2015年11月23日号目次
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PART1 対中ビジネス急旋回
「ニューチャイナ」に乗れ
中国の景気減速で減益決算が相次ぐ。多くは「世界の工場」として台頭した中国に乗った企業だ。しかし、それを中国経済の実相と捉えるのは間違いだ。今、中国では大胆な構造転換が進んでいる。内需型経済への転換を中心とする「ニューチャイナ」の波に乗ることが、この先の成長のカギを握る。
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データ編
減速でも勝てる8つの視点
経済成長率が減速する中国には、「明」「暗」が共存する。同じマクロ指標でも専門家によって見方が異なる場合もある。様々なファクトから浮かび上がる明と暗をどう読み解くか。解釈次第では、対中ビジネスの貴重なヒントになり得る。。
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PART2 中国に5つの新潮流
構造転換は成長のチャンス
内需主導型経済への転換、製造強国、脱・一人っ子、金融規制緩和──。中国の構造転換で商機を得るには、5つの新潮流を捉えなければならない。勝ち組企業はニューチャイナのどこに着目しているのか。最前線の動きを追った。
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PART3 伊藤忠の深謀に学ぶ
変化する「井戸」の掘り方
中国最大の国有企業に6000億円もの巨費を投じた伊藤忠商事。無謀にも映る決断の裏には、“井戸を掘った者”ならではの深謀がある。中国が歴史的転換期を迎える今、新たな関係構築が必要だ。=文中敬称略