2016年11月7日号
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PART1
“糖質列島”、右往左往
うどん、お好み焼き、ラーメン…。日本人の大好物の周辺で、妙な動きが起きている。料理の核となる麺やご飯などの炭水化物を控えようとする現象が全国に広がっているのだ。背景には、数年前から国内で広がり始めた新型健康法「糖質制限」がある。
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PART2 INTERVIEW
「糖質制限市場はもっと大きくなるよ」
総合商社業界のリーダー、岡藤正広社長は、経営界きっての糖質制限実践者でもある。今年1月からの実践で、健康診断でのあらゆる数値を劇的に改善させた。自らの経験から糖質制限の本質を指摘、市場拡大が不可逆的と予見する。
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PART3
影響、「食」にとどまらず
糖質制限の影響が及ぶのは、飲食業界の中だけとは限らない。懸念されるのは、間違ったやり方が広まることで、サービスの低下が起きる分野があることだ。先進企業ほどその重大さに気付き、本気で対策を立て始めている。
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PART4
問われる変化対応力
食の一大トレンド変化は、関連産業に様々なビジネスチャンスももたらす。糖質制限への対応が既存のビジネスモデルに負の影響を及ぼす企業も少なくない。が、だからといって事態を静観するだけでは、「経営」とは言えない。
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COLUMN
本当に正しい「糖質制限」
新たな健康法であるが故、糖質制限には様々なメソッドや教えが存在する。「全ての炭水化物をやめねば効果がないのか」「接待や会食ではどうすればいいのか」。そんな悩みを抱える経営幹部のために、持続可能性が高く正しい糖質制限を紹介する。