2018年11月5日号
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Prologue
M&Aは結果責任 嫌ならCEOを辞めるべき
M&Aを成功に導くには、何がポイントになるのか。まずは、経験豊富な経営者の声に耳を傾けてみよう。取材班が訪れたのはLIXILグループ前社長の藤森義明氏だ。
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PART1
失敗はこうして防ぐ
いくつものM&Aを手掛けたプロ経営者の藤森義明氏ですら「完璧はない」というM&A。それでも多額の資金をつぎ込み、時に社運をかける「買い物」だ。成功率は高めたい。「事前準備」「条件交渉」「統合作業」の3つの関門の突破が絶対条件となる。
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PART2
M&A支える黒子たち
大金が動き、上場企業の場合には株価を大きく変動させるM&A。究極のインサイダー情報のため、取引が成立するまでその動きが表に出ることはない。そんな水面下の交渉を支えるのが、その道のプロ。黒子たちの動きから知られざる舞台裏を探る。
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PART3
地道な実務が成否を握る
M&Aは3回中2回が失敗に終わるといわれる非常に難しいビジネスだ。成否を分けるのは、ほとんどの場合、買収後の統合作業(PMI)だ。
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EPILOGUE
経営者に問われる覚悟
事前の準備から交渉、統合後まで。M&Aを成功させる道は平坦ではない。だが、M&Aの成否は評価する時期で大きく異なるのも事実。M&Aを成功させるのも、失敗させるのも最後は経営者次第だ。