2016年10月10日号
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PART1
「おもてなし」より「快適性」
顧客を抱え込む最も単純な方法は、利用者の快適性を高めることだ。顧客が本当に喜ぶサービスや商品を提供すれば、嫌でもリピーターは増えていく。しかし、その単純な戦略ができている日本企業は、とても少ない。
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PART2
「平等」より「区別」が大事
「消費者が本当に喜ぶサービス」を提供するには、顧客の区別も重要だ。自社に利益をもたらす特定のユーザーをあえて特別扱いし、知恵と資源を集中する。そのくらい思い切った手を打たないと、競争力ある囲い込みにはつながらない。
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PART3
ポイントカードは両刃の剣
今、顧客を囲い込むには、「再利用せざるを得ない仕組み」を作るしたたかさも必要だが、一世を風靡する「ポイントカード」で、顧客を依存させるには高度な情報分析力が必要だ。より確実で副作用の少ない囲い込みの仕組みは、「平成」より「昭和」にある。
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PART4
国境を越えて通用 これが「五感吸引法」
今の時代に顧客を囲い込む最後の方法は、顧客の五感に訴えることだ。どんな人も五感で覚えた快感には、無意識のうちに依存してしまう。人類共通、国境を越えても通用する最強の囲い込みだ。