2018年9月17日号
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Prologue
社員のやる気は それじゃ湧かない
日本企業の生産性が低い一因は、「社員のやる気を湧かせる仕組み」が不十分な点にある。昭和の時代から続く意欲喚起策は、社会環境の変化などで色あせつつあるのが現実だ。日本企業の生産性向上には、従来の延長にない新しいやる気アップ法が欠かせない。
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PART 1
鍵はデータ解析と医学的知見
社会環境の変化や価値観の多様化で、今は、社員のやる気を一律に高めるのは難しい時代。だが、逆に社員の意欲低下を一律に防ぐことは、データ解析技術と医学的知見をフル活用すれば可能だ。職場の人員構成や仕事環境を科学的に最適化する動きも着実に広がっている。
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PART 2
いやでもやる気が湧いてくる
平和で豊かな国で暮らす日本人はもともと“やる気が出にくい環境”で働いている。だからこそ生産性を上げるには、個人も「いやでもやる気が湧く仕組み」が欠かせないそのための核となるのは、「ルーティン化(習慣化)」だ。