2015年9月14日号目次
-
Prologue
2040年、日本を襲う 「超々高齢化社会」
北海道旭川市に住む川田雄二さん(57歳、仮名)は最近、「最期の迎え方」を妻とよく話し合う。叔父が86歳で孤独死。さらに父の介護を経験、「老後」や「死」への危機感が急速に高まったからだ。
-
PART1
もう他人事ではない 「3大ミゼラブル」
超々高齢化社会では、様々なひずみが生まれることが予想される。孤独死、認知症、老人犯罪(加害・被害両方)の3大問題。対策は待ったなしだ。
-
PART2
これがセレブ高齢者だ
孤独死、認知症、犯罪といったリスクとは無縁で暮らす高齢者たちがいる。彼らはいかにして、老後の「勝ち組」になれたのだろうか。
-
PART3
「転落リスク」を取り除け
今後急速に進む、超々高齢化社会に向けた対策の芽があちこちで生まれ始めている。老後の備えは、早すぎるに越したことはない。その取り組みを紹介する。
-
Epilogue
「円」の貯蓄より「縁」の貯蓄を
都内私鉄沿線のある駅を降りると、都内でも屈指の高級住宅エリアにたどり着いた。バブル期、この界隈の公示地価は坪当たり2000万円に上った。戦後日本経済を支えた一部の成功者が庭付き一戸建てを構えた。だが30年近くがたち、住民の高齢化とともに代替わりの時期を迎えている。