2017年9月4日号
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PART 1
温暖化で暴れ狂う自然
次々と上陸する凶暴な外来生物。サプライチェーンに打撃を与える異常気象─。温暖化で暴れ狂う自然を前に日本企業は今、「異次元」の闘いを迫られている。
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PART 2
インド、ナイジェリア、中国……
環境問題を語る時、忘れてはならないのは人為的な環境破壊だ。工業化を果たせば、大気や水は汚れる。日本がたどってきた環境破壊の道のりを新興国が今、歩む。
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PART 3
事業を「守り」、チャンスで「攻める」
多発する想定外の気象変化。リスクを減らすには、まずは自然の挙動を正確に把握することが重要だ。人類はそのすべを手にしつつある。自然を味方につけて脅威を商機に変える5つの方法を紹介しよう。
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EPILOGUE
「温暖化時代」のサバイバル戦略
「人類が進む道は2つ。一つは地球に永遠にとどまり滅亡を待つこと。もう一つは他の惑星にも住める種になることだ」。EV(電気自動車)ベンチャーの米テスラを率いるイーロン・マスク氏は、昨年9月の国際宇宙会議でそう語った。私財を投じて低コストのロケット開発を進めるなど、火星への移住計画に本気で取り組む。そんな地球外への“逃避”が現実的に語られるほど、地球は傷んでいる。