2016年9月5日号
-
PART1
BMW、世界一への先兵
独BMWの最新自動運転試作車を、世界で初めて本誌が単独で取材した。アウトバーンを走り、その実力が分かった。電気自動車で世界を驚かせたのと同様に、同社は社運を賭けてかじを切ろうとしている。
-
PART2
覇権は誰にも渡さない
アウディ、ダイムラー、ボッシュ、コンチネンタル…。開発の最前線をドイツで徹底取材した。ある時は「個」で、ある時は「チームドイツ」で──。自動運転でも覇権を握るべく突き進んでいる。
-
PART3
準備着々、逆転シナリオ
高級車で圧倒的実力を見せつけるドイツ勢に加え、テスラ・モーターズやグーグルといった米新興勢力も台頭する。表向きでは劣勢に見える日本勢。だが、逆転のシナリオはある。「大衆車」で実を結ぶ独自技術の開発だ。
-
Column
際立つGMとグーグルの強さ
市販車を見る限り、自動運転ではドイツと日本が先行しているかに見える。だが世界で出願されている特許を読み解くと、違った側面が見えてくる。特許分析の第一人者で、『知財情報戦略 自動運転編』を7月に上梓した三井物産戦略研究所の山内明弁理士が作成したデータから、各社の実力を分析した。
-
PART4
自動運転はサービスに
自動運転が実現した時、移動手段は自動車という「モノ」ではなく「サービス」で提供されるようになる。自動車メーカーは物流や公共交通サービスに目を向け始め、異業種の新ビジネス構想も続々と登場している。