2016年8月29日号
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序章
新旧革新タッグ、ザンビアへ行く
アフリカ中南部の秘境国「ザンビア」に乗り込み、ゼロから物流網を築こうとしている日本企業がある。狙いは、ザンビア国内経済が離陸した後の、膨大な先行者利益だ。大胆戦略の背景には、「ザンビアが今から一大成長を遂げる」という独自の一発逆転シナリオがある。
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PART1
人は減っても、市場は縮まず
人口が縮小する以上、成熟は避けられない。財政破綻もいつ起きるか分からない──。そんな一般的悲観論とは全く異なる、国内経済の「明るい未来図」を描く専門家、企業が増えている。なぜ、人が減っても、経済が縮小均衡に陥らないのか。その根拠を徹底分析する。
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PART2
世界は、長期的には成長する
国内の経済環境が堅調でも、世界経済が不安定化すれば、日本に明るい未来はない。世界は今、相次ぐテロに英EU離脱、難民危機とかつてなく混沌とした状況にある。それでも「2つのフロンティア」の動向次第では世界経済の持続的成長は不可能ではない。
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PART3
人の行く裏に道あり花の山
企業が成長を遂げるためには、「逆転の発想」が欠かせない。暗い話題が続く今は、あえて「明るい未来予測」を描くことが、他社の逆を行くことに直結する。幸いにも今は技術革新を背景に、様々な分野で、解決不可能だった課題に思わぬソリューションが生まれ始めている。