2018年8月27日号
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Prologue
さっそうと舞うMRJが映す組織改革の集大成
社運をかけて開発を進める小型ジェット旅客機「MRJ」がさっそうと大空を舞った。開発を開始してから実に10年。ようやくたどり着いた、一般へのお披露目だ。この間、組織改革を続けてきた三菱重工も、世界に飛び立つ準備が整ってきた。
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PART 1 編集長インタビュー
改革は9合目まで来た
日本の製造業を代表する巨艦のかじを取って6年目に突入。過去のしがらみや伝統を壊しながら、世界に挑める体制作りにまい進する。穏やかな口ぶりながらも、改革を完結する覚悟を語る。
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PART 2
「ミニ重工」の集合体から1つの「三菱重工」へ
一連の改革の総仕上げを宣言する宮永俊一社長。改革の道のりを振り返ると、大きく分けて4つの手法があった。「自立経営」「脱・自前」「事業所破壊」「外国人投入」がキーワードだ。
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PART 3
デジタル大競争時代 日本の製造業が生きる道
伝統を壊すこともいとわず、20年かけて組織改革に取り組んできた三菱重工。その間に欧米ライバルが進めてきたのはデジタル時代への対応だ。先を行くライバルに三菱重工は追いつけるか。その処方箋に日本の製造業が生きる道がある。