2016年8月8日・15日号
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PART1
悪いのは自分か それとも会社か
突然のポストの剥奪や給与の減額、自主退社を勧めるようなキャリア研修…。50代のサラリーマンの多くが、会社からの“仕打ち”にやる気を失っている。変化に目を背け、身動きが取れなくなった「ゆでガエル」は、現実を受け入れられない。
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PART2
50代よ、未来への「捨て石」になれ
失われた20年が生んだ「ゆでガエル世代」に先はないのか。作家の真山仁氏は、同世代に対し「必死でもがく姿を若い人たちに見せろ」と迫る。自らの武器は何なのかを見つめ直し、後進のために新たな道を切り開くことが責務と説く。
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PART3
残る矜持、去る勇気 諦めず働き抜く
好景気だった入社当時、こんな未来が来るとは想像すらできなかった。原発事故、役員解任、早期退職…。それでも男たちは前を向く。いかに「ゆでガエル」から脱するか。三者三様の働き方を追ってみた。
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COLUMN
甘い自己認識、厳しい世間
50代の男性を他の世代はどのように見ているのか。日経ビジネスは1500人以上に独自調査を実施。「50オトコは劣化した」と主張する精神科医・香山リカ氏にも話を聞いた。
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PART4
団塊の成功モデル 超えられるか
高度成長を支えた団塊以上の世代が作った事業モデルは過去のものになった。これまで存在感が薄かった50代の経営者が活躍しなければ日本の将来は危うい。自分を引き上げた上の世代の成功体験を乗り越える姿勢を示せるかどうかが問われる。
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PART5
揺らぐ世界、変革の旗手は50代
外部から50代経営者を招くスイスのネスレ、巨額買収で賭けに出た孫正義氏。世界経済の不確実性が増す中、企業は過去の成功にとらわれない成長を模索する。成功のカギは、時代に翻弄されてきた50代がゆでガエルを脱し、変革の旗手になれるかだ。