2017年7月31日号
-
PROLOGUE
達人に学ぶ 迷わせない売り方
顧客を迷わせるのは、顧客のことをよく理解していないからだ。寄り添って気持ちが通じれば、おすすめするのも難しいことではない。まずは達人の声を聞いてみよう。
-
PART 1
始まった 売り場・商品革命
商品選びに疲れ始めた消費者に対して、小売業やメーカーはどう向き合えばいいのか。顧客が本当は何を欲しているのかを理解するには、事業モデルの大転換に乗り出さなくてはならない。
-
データで分かる
「買い物ストレス」 消費者の重荷に
買い物をしているとき、2人に1人は「選ぶのが面倒」と感じている──。買い物をめぐる消費者の意識について、日経ビジネスが実施したアンケートからそんな傾向が浮かび上がってきた。
-
PART 2
商品数、少ないほどよい
メニューは1種類という専門店や飲食店が増えている。大手メーカーやチェーン展開する小売業でも 商品を絞り込む動きが出始めた。思い切って選択肢を減らすのも「迷わせない」ことにつながる。
-
PART 3
「選ばずお任せ」が快適
買い物ストレスから逃れる一つの解は、お任せで商品が届くサービスを利用すること。サブスクリプションと呼ばれる契約型サービスが急速に広がっていきそうだ。
-
EPILOGUE
「顧客視点」「多様性」のウソ
「モノが売れない時代」といわれる。本当にそうだろうか。消費者の心理が分かれば違う答えが見えてくる。「顧客視点」「消費の多様化」。企業が繰り返してきた言葉が逆に変化を阻んでいたのかもしれない。